終身雇用の時代は徐々に終わりに向かい、社会人にとって転職・退職は身近なものになってきました。退職する理由には人間関係がうまくいかず辟易した場合や、更なる成長を求めるなど様々なものがあります。ただ、節目節目でしっかりとした心構えがなければ、より良い人生を送ることはできません。例えば、何となく面倒臭くなって辞めてしまったとすると、これから生きていくにはどうすれば良いのかという話になります。一度このような辞め方をしてしまうと癖がついてしまい、次の職場でも同じような辞め方をしてしまう可能性があります。

また、今の仕事を離れて一から始めようとする場合、極端な話新卒の方と同じような待遇になる場合もあります。ある程度自分の年齢が上であれば、新しい職場に年下の先輩が存在することだってあります。上へ這い上がる為にはプライドを捨てて従わなければいけないこともあり、その時間に耐えられるかどうかをよく考える必要があります。

退職は何も自分だけが決めて行われるものではありません。結果を残せなかったり、重大な損失を与え会社からの信用が無くなった場合には、会社側から去って下さいと解雇されることだってあるのです。当然職を失う訳ですから大きなストレスとなり、場合によっては精神を病んでしまい立ち直ることが難しくなることだってあります。ただ、そこでふて腐れるのではなく、何がいけなかったのか改善点を探すことで、解雇という事実を踏み台にステップアップできるのです。退職はどのような経緯であれ、人生を左右する非常に大きな局面であることに違いありません。その重大さを認識し、軽い判断は避けるようにしましょう。